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ゲスト:わらしべ長者的キャリアのススメ「 ワードローブ管理コーチ」玉木晶子さん


ワードローブ管理のコーチ 玉木晶子さん インタビュー

 

母から教えられた「物を大切にする心」 

玉木さんのHPを拝見すると、長年使って擦り切れたバッグの持ち手にリボンを巻き付けたり、少しヒビの入った食器を金継ぎで新たな風合いを与えたり、工夫によって物を大切に使い続ける方なのだなということがよくわかります。

私が子どもの頃、洋裁学校に通っていた母の影響ですね。母は、市販されている可愛い洋服そっくりの洋服を私と妹用に作って着せたり、お隣に住む年上の男の子が入学式で着たお下がりの紺のブレザーのワッペンだけを付け替えて女の子の私が着られるようにしてくれたりしていました。カーディガンのボタンを替えて着続けるなど、「大切に着続ける」感覚が私の中に自然に育っていったのだと思います。

成人してからも私が「ものを捨てる」ということに抵抗を覚えるのは、そうした背景があると思います。今でこそ、レジ袋の有料化やマイバッグが推奨されていますが、子どもの頃からレジ袋は石油で作られていると母から教わっていた私は、レジ袋をもらってきては捨てるということを心苦しく思っていました。ある時、「そうだ! レジ袋はもらわずに、自分のバッグを持っていけばいいんだ」と気づき、随分前からマイバッグを持ち歩くようにしていました。

◆「なんとなくの洋服選び」をやめるための3つの条件 

「物を大切にする」という思いが、現在の晶子さんの「ワードローブ管理」という仕事の根底にあるのでしょうか。

気に入った洋服が欲しいと思っても、それほど着もしない洋服でいっぱいになっているクローゼットを思い出して、「入れるところがないや」と買うのを控えることがありませんか? 

それほど思い入れのないものにクローゼットを占領されて、本当に欲しいものをあきらめるって馬鹿馬鹿しいと思うんです。「なんとなく」でいっぱいにしてしまうのではなく、一番好きなものを選ぶことが大事。多くの場合「似合う」「似合わない」で終わりがちな洋服選びを、「あなたのクローゼットは、本当に好きな洋服だけが入っていますか?」という視点で、「クローゼットの整理」にまで話を広げたいんです。

パーソナルカラーや骨格診断は、「似合う」「似合わない」ことに主眼が置かれていますが、本人がその服が「好きかどうか」ということも非常に大事にするべき。さらに忘れてはいけないのが「生活スタイル」です。例えばママチャリで走り回っている子育て中のママにいくら似合うといっても、タイトスカートは合わないですよね。

このように私は、洋服選びの条件を「似合う」「好き」「生活スタイルにあっている」を軸にすることで、少ない枚数でも満足して楽しめるはずだと考え、それを「ワードローブのダイエット」というプログラムにしました。それが現在の仕事のメインのテーマです。

 

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