「自分の人生を自由に描きましょう」メイクアップアーティスト 代表柴田祐美子さん 後編


福岡市・天神にある骨格分析メイクレッスンサロン「スリーグラフィティ」代表・柴田祐美子さん。大学卒業後、広告代理店に勤務。その後、プロのメイクアップアーティストになるべく銀座でメイクを学び、実地経験を重ねて29歳で独立。福岡はもちろん、現在は遠方各地から足を運ぶ人も多い人気のサロンです。

前編では、メイクの力に気付いた大学時代、そして大阪でアルバイトをしながらシンガーへの夢を追う祐美子さんに「市場価値がない」と厳しい現実が突き付けられます。夢を諦めた祐美子さんのその後は…

◆やっと見つけられた、自分が心からやりたいこと

-シンガーになるための夢を諦めた後は、どんな仕事をされたのですか?

25歳で何のスキルもなく未経験でも雇ってくれるのは営業職だと思い、仕事を探したところ、広島の広告会社に採用されました。ただし、その会社は、入社後3年半くらいで辞める社員も多く、会社側も前向きに後押しする風土があり、私もそのタイミングで辞めました。「3年半」の期限を迎える前から、これから自分が本当にやっていきたいことを見つけるために、それまでの自分を振り返る作業をしていました。

-「過去の自分を振り返る」とは、具体的には、どんな作業ですか?

毎週末にカフェにいってノートを広げ、「私は、何がやりたいんだろう。「何が楽しかったかな」など、過去の自分を分析するんです。そんなことを半年ほど続けていました。

-それで探せたのが、「メイク」だったのですね?

私がまだ幼いときに、母親が結んでくれた髪の毛を「可愛いね」と人からほめてもらったときの嬉しい気持ちが強く思い出されて。人の見た目を磨く仕事、メイクの仕事がいいなと思いました。

さらに、メイクの仕事とは全く違うのですが、私には子どもの頃から「学校の先生への憧れ」がありました。人にわかりやすく教えてくれる人ってかっこいいなと。生徒に「将来何になりたい?」って聞いてあげられるような進路指導ができる人になりたいと思っていたんです。

-「メイクが好き」「先生への憧れ」を叶えるお仕事をしたいと。

「メイク」と「教える」を一緒にできる仕事はないかと思って探していたら、東京にメイクレッスンのサービスに加え、メイクアップアーティストの養成も行うサロンを見つけました。

◆東京で本格的にメイクの勉強をスタート

-なるほどメイクを教える仕事なら両方が叶えられるわけですね。

そのサロンにはフランチャイズ制度があり、卒業後フランチャイジーとして仕事をする人もいました。私もこの制度を利用して、福岡で独立したいと思っていたので、当時の私の希望にぴったりのサロンでした。結果的には、諸事情によりフランチャイズという形での独立にはなりませんでしたが。

広島の広告代理店を辞めたときの退職金をつぎこんで東京に引っ越し、スクールに入学しました。スクールの代表者・横山恵子さんには「仕事を辞めたばかりで、退職金を使ってここに来ました」と私の置かれている状況をまず伝えました。

-スクールの授業料に加えて、1人立ちできるまでの東京での生活を考えると、金銭的にも時間的にも限りがありますものね。

そうなんです、そんなにゆっくり時間をかけるわけにはいかないということを理解してくださり、通常、90分1コマのレッスンを1日に1~2コマ受けて半年~1年かかるところを、私は1日に4~5コマにして、短期間で習得できるように配慮してくださったんです。毎日大変でしたが、メイクを習うのはとっても楽しかった。さらに、その後の研修期間も同様に凝縮してくださり、その後、サロンで経験も積ませていただいたんです。

-いろいろと配慮してくださったんですね。それは素晴らしい方と巡り合いましたね。

研修生の間も少しでも収入になるようにと、事務の仕事をさせてくださったり、本当にありがたかったです。素晴らしい人格者と出会えたことは大変な幸運でした。初仕事は、サロンでメイクレッスンを受けられた一般の方のメイクを仕上げる、いわゆる「お仕上げ」でした。その後、一般の方やフリーアナウンサー、司会業の方などのパーソナルメイクレッスンも担当しました。

-実際にメイクのお仕事をしてみてされてみて、いかがでしたか?

楽しかったです。今でも忘れられないのは、いつもはほとんどメイクをしないという50代の女性が、メイクレッスンにいらっしゃったときのこと。メイクするうちに、みるみる表情がキラキラし始めて、最後に「ありがとう」とそれは嬉しそうに言ってくださって。そのときに、「あぁ、この仕事、楽しいな」と思いました。

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