ナチュラルライフ・コンシェルジュ　Chikaの日本茶ハッピーライフ第6回

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ナチュラルライフ・コンシェルジュ　Chikaの日本茶ハッピーライフ第6回

2017/7/1
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~第6回～　

　私のセミナーで『朝ごはんを食べていますか？』とお聞きすると、約8割の方が「食べてない」と回答されます。スムージーやマクロビ等“食べてキレイを磨く”流れが強くなっている時代背景でのこの回答に正気驚いています。

　話題のオシャレな健康習慣の前に！まず『朝ごはん』を見直していただきたいと思います。朝ごはんは、朝目覚めた体にエンジンをかける内臓のスイッチ。朝ごはんを食べていない子供は午前中ボーっとしているというのは定説。データでも、朝ごはんを食べているかいないかで１日の生産性に大きな差が出ています。

朝ごはんは、体温を上げる、代謝を高めて太りにくい体を作る等はもちろん、睡眠中に記憶の整理や書き換えなどフル稼働した「脳」へのエネルギー補充、幸せホルモンの材料“トリプトファン”の摂取など、生命活動の基本中の基本。

「朝ごはんを食べる時間がない」場合には、まず１週間に3回のお味噌汁からスタートしましょう。継続できるところから始めることで、少しずつですが必ず習慣として身につきますよ。

＜今月の日本茶ライフ＞
　「世界農業遺産」というのをご存じですか。
伝統的な農業・農法や、農業によって育まれた文化風習・生物多様性・農村景観などの保全を目的に、世界的に重要な地域を国連食糧農業機関（FAO）が認定する制度で、日本では新潟県佐渡、石川県能登、熊本県阿蘇、大分県国東半島・宇佐、静岡県掛川が認定されています。

　静岡県の茶畑では、茶園の畝間にススキやササなどの刈敷きを行う伝統的農法を今でも行ってお茶を育てています。これが、世界農業遺産と呼ばれる「茶草場農法」。この茶草により、お茶の味や香りが良くなると言われています。

　ひと昔前であれば、農村では刈った草を肥料として田畑に使用したり、牛や馬の餌にしたりして使用していました。1880年代では、国土の30％が草地として利用されていたそうですが、近代化と同時に草地は著しく減少。草地をすみかとしていた多くの動植物が絶滅へと向かっているのが現状です。

　伝統農法である「茶草場農法」を守り続けているお茶園で作られたお茶は、昆虫や植物が共存する里山環境の下でのびのびと育てられたお茶の旨味を味わうことができる、とっておきの日本茶です。守るべきものと引き継いていくもの…そんなことに想いを寄せながらのお茶時間も良いものです。

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一條智加さんプロフィール

ナチュラルライフ・コンシェルジュ
インナー美容ブランドLUZI＜ルーツー＞ブランドマネージャー
健康＆生活リズムカウンセラー
日本茶アンバサダー

雑誌マリソル美女組メンバー　

大手アパレル会社プレス、PR会社を経て現職。
自身の飾らないライフスタイルから、飾る・盛る美しさではなく”自分らしさ”をもっともっと引き出すことに魅力を感じることで人生がより楽しくなることに着目し、体と心と肌のバランスを整える大切さを伝える健康＆生活リズムカウンセラーとして活動する傍ら、日本茶アンバサダー、雑誌マリソル美女組メンバーとしても活動中。