interview

「自信をもって理想の自分を笑って生きる」photostyling75c 代表 渕本奈美さん 前編


■韓国のスタジオとの出会いによって動き出した運命

―記念写真を撮るために、わざわざ韓国まで? 韓国の写真館ってそんなに特別なのですか?

奈美さん:当時、韓国に住んでいた妹が写真館で撮った甥っ子の写真を送ってきてくれたのですが、それがもう可愛くて。「私の娘もこんな風に撮りたい!」と思ったのがきっかけです。

韓国のフォトスタジオって、いろんなシーン別にめっちゃおしゃれにディスプレイされていて、そのセットの中で撮るんですよ。まさに雑誌の特集ページみたいでした。初めて韓国のスタジオを見たときは衝撃的でしたよ。そこで娘の写真を撮ったのですが、あまりの素敵さに「このスタジオ、絶対に日本で展開した方がいい!」とスタジオを紹介してくれた人に言い続けていたら、「じゃあ、社長と会わせるよ」と。

―まさかの展開! それが奈美さんが今も尊敬する社長との出会いですね?

奈美さん:社長と初対面のときにピンときたというか、この人と一緒に仕事をしたらすごく勉強になる、成長できると直感が働いたんです。社長も日本での展開に興味を示し、ストーリー性のある空間で撮影するという韓国のコンセプトを持った撮影スタジオを日本で展開することになりました。

日本国内のスタジオにアポイントメントを取り、社長がプレゼンテーションをする際の通訳としてサポートをするのが私の仕事でした。それまで写真の仕事に興味はなかったのですが、この社長から認められるような仕事がしたいと思ったんです。それからは「どうしたらこの人に認めてもらえるのか」しか考えずがむしゃらに社長の役にたてるように仕事をしました。

―奈美さんの熱意が社長を動かしたんですね。社長は奈美さんのことを、どういう風に見てらしたんでしょう?

奈美さん:社長は、韓国語を話せる日本人と出会って、「日本でスタジオを展開するいいチャンス。一緒にやってみようかな」ぐらいの感じだと思います。私に期待している感じはそれほどありませんでしたが、一緒に過ごす時間が増えるにつれて信頼を得ていることは感じるようになりました。

認められたい私はとにかく一生懸命でした。ある時社長が「日本でこれから展開するためには、雑誌みたいな写真をとにかくたくさん撮って、お客さんに認められていくんだ」と言ったのを受けて、次の日に雑誌を10冊くらい自腹で買っていきました。そしたら「そんな風にすぐ動くスタッフ初めてだ」て言われたんです。「お前は、ここまでするのかできるのか」って思わせたかった私は、心の中でガッツポーズしました。

逆に空回りしたこともありますよ(笑)。スタジオでは靴を脱ぐんですけど、「こいつおしゃれなやつだな」って思われたくって、毎日靴を変えていたんです。でも私がお洒落かどうかなんて、社長は興味がなくて、全く気付かれていなかったっていうこともありました(笑)。

■目標が明確だったから、雑音は一切気にしない

―奈美さんが一生懸命働いているとき、娘さんも4,5歳ですよね。仕事と子育てのバランスはどう取っていたのですか?

奈美さん:ライフスタジオの1号店として青山にスタジオをオープンする時、多忙を極めた状態にあったのですが、それまで娘の面倒を見ていてくれた両親が、仕事の関係で引っ越しをすることになったんです。娘を面倒みる人がいなくなれば、私は仕事を続けられなくなる。万事休すの状態で当時韓国に住んでいた4番目の妹に相談したら、「私が預かろうか」って言ってくれて、韓国に娘を連れて行ってくれたんです。

だから妹がいなかったら、日本に「ライフスタジオ」は生まれていないはず。社長は何もしてくれなかったし(笑)。私がいなくなったら絶対に困るはずなのに悔しかったですよ。でも私の目標は、社長に認められることだったから、ここで辞めてる場合じゃないと思って頑張りました。「娘を外国に住む妹に預けてまで」という非難の声ももちろんありましたが、明確な目標があったから、周りからどう思われるとかどうでもよかったんです。

―日本の写真館ではだめだった?

奈美さん:日本で有名なスタジオをたくさん見学しましたが、共通していたのは「古びたシステムと、活気のないスタッフの表情」でした。私が韓国のスタジオから学んだのは、フォトスタジオは「人と人が出会って新しい価値を生み出す、創造の喜びを味わうことのできる空間であるべき」ということでした。

だからこれから日本で展開するスタジオは、「お客様とスタッフが友だちのような関係作りができる楽しい遊びの空間にしよう」「お客様もスタッフも写真を通して、自分の存在を証明できる環境とシステムを作ろう」という想いの元に、日本の写真文化を変える人生の写真館という意味で「ライフスタジオ」と名付けたんです。

いよいよ韓国の人気フォトスタジオが「ライフスタジオ」として日本に誕生。第1号の青山店を皮切りに11店舗ものプロデュースに関わっていく奈美さんですが、1店舗目の集客がとある方法で大成功。いきなりおしゃれなママたちの注目スタジオとなります。

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