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Mamemo:イギリス英語の特徴
最近は、ネットフリックスなどで海外の映画やドラマが気軽に楽しめる時代になり、「英語がわかるようになりたい」「話せるようになりたい」という方は多いのではないでしょうか。
ところであなたが「わかるようになりたい」「話せるようになりたい」英語は、アメリカ英語、イギリス英語、どちらでしょう?
「違う」っていうことは聞いたことあるけど、どう違うのかわからないという方に、「イギリス英語」の特徴をご紹介します。
◆イギリス英語は、育ちが表れる!?
イギリスで話されている英語には、もともと別だった国同士が連合したこともあり、興味深い特徴がいくつもあります。
そもそもイギリスは、イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの4つの国で成り立っている連合王国です。正式名称は「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」で、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国といいます。
日本語の方言同様、英語にも地域によって訛りが存在し、一口にイギリス英語と言っても、イングランドとスコットランドではそれぞれアクセントが異なります。
さらに話す英語によって社会階級、人種、居住地域や教育レベルが表れると言われるイギリス英語。長きにわたり、厳格な階級社会が存在するイギリスでは、階級や教育レベルは連動するとされ、住むエリアも階級によって分かれています。
ロンドンの下町といわれる「イーストエンド」を中心に話されている「コックニー」は、かつての貧しい労働者階級を指し、高等教育を受けていないという判断をされます。こうしたことが原因で、就職のためにアクセントを矯正する人も少なくありません。現在も根強く残っている階級に対する意識が、イギリス英語の多様化に繋がっているのかもしれません。
伝統的な標準発音とされている「容認発音」は「Received Pronunciation(略してRP)」と言われ、王室や上流階級の人々、BBCのアナウンサーが話す英語を指し、クイーンズイングリッシュとも呼ばれます。ちなみにイギリス人でも厳密なRPで話す人は、ごくわずかだそうです。
◆イギリス英語の特徴
日本の学校教育では、アメリカ英語に準拠した英語が指導されているので、あまりなじみがないかもしれませんね。
最も顕著な違いといえば、イギリス英語とアメリカ英語の「r」と「t」の発音の違いでしょう。アメリカ英語は、舌を巻くように「r」を発音するイメージが強いのではないでしょうか。
例えば「t」の場合。「Water」は、イギリス英語では「ウォータ」と「t」をはっきり発音し、「タ」をのばしません。対してアメリカ英語では「ウォーラー」と「ラ」に近い音で発音します。
イギリス英語とアメリカ英語では、スペルが違うものが数多く存在します。
例えば、「プログラム」という単語ですが、みなさんが見慣れているのは、アメリカ英語の「program」だと思いますが、イギリス英語では、「programme」となります。
他にもいくつか例を挙げてみましょう。
<綴りが違うもの>
色 米/color 英/clour
好き 米/favorite 英/favourite
ユーモア 米/humor 英/humour
噂 米/rumor 英/rumour
センター 米/center 英/centre
劇場 米/theater 英/theatre
カタログ 米/catalogue 英/catalog
認める 米/recognise 英/recognize
記憶する 米/memorize 英/memorise
<単語そのものが違うもの>
階数 米/1階First floor 2階Second floor 英/1階Ground floor 2階First floor
エレベーター 米/elevator 英/lift
ポテトチップス 米/chips 英/crisps *イギリスではchipsは、ポテトフライのこと
サッカー 米/succer 英/ football
列 米/line 英/queue
他にもたくさんあるので、調べてみると面白いですよ。
イギリス英語は、アメリカ英語に慣れている日本人には同じ英語でも戸惑いがあるかもしれません。でも大切なのは「伝えようとする気持ち」であり、世界中で問題なくコミュニケーションが取れる言語であることは間違いありません。イギリス英語が持つユニークさに触れて、違う世界観を楽しんでみませんか?
(文/ウーマンクロスロード編集部)
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