第11回 アラフォーを卒業する私が思うこと
この2018年は私にとってアラフォーと呼ばれる最後の年でした。
そして色々あった年でもありました。
はじめにこのコラムを皆様に読んでいただいた時に私は自身をフリーターだと紹介したと思います。
今でもそれは変化していないのですが、唯一、この年の最後に誓ったことは皆さんにお話しする仕事に関しては、ずっと続けていくこと。
そして今までの仕事を生かした一番得意な分野を極めること。その分野をこの師走に決めました。
このことについては、この激動の2018年で出せた答えかと思っています。
しくじりアラフォー 僭越ながら申し上げます、人生の嗜み
このお題を採用してくださった川崎あゆみさんにまず、お礼を申し上げます。
本当にアラフォーの最後の最後まで「しくじり」ました。
地道に着実に寡黙に目標を達成している方々がなんとも羨ましく思っていた40代前半。
「40歳でキャッシュでベンツを買うんだ」と夢見ていた20代の私も実際40歳になっても何かを確立できているわけでも、潤沢に資金があるわけでも、ましてや人生の目標さえもあまり定まっておりませんでした。
その夢さえもなかったことにしようと思っていた今日この頃であったと思います。
アラフィフになるにあたり、やはり複雑というか、ああ、ここまで育ってしまったと思う気持ちもありますが、やっぱり「しくじり」人生はこれからも続きそうです。
「悩み」というのは自分で解決するしかないこと。
ただし、解決する手助けをくれる人がいたことに感謝したこの1年でした。
人は誰でも何かについての適齢期があって、その年齢じゃないと達成できないことがたくさんあるのです。
この師走、母校の学生に自分の思いを伝える機会を有難く頂戴しました。
100人の学生と一問一答することになるのですが、私が即答したものの深く考えさせられたものがあります。
「学生の時に何をしたらいいかといいか」「人と付き合う時に。大切なことは?」
まず、前者に関しては
「本気の恋愛をできたらしてみたらいい」と答えました。
人を愛するということは、相手のことを考え行動すること。
見返りのいらない無償の愛を経験できたらいいのではないかと考えたからです。
恋愛は決してピンク色の妄想だけではありません。
一度自身以外の「誰か」を大切にするということを経験して欲しかったからです。
後者に対しては、すぐに答えたものの、答えた後深く考えさせられました。
私の答えは「人を裏切らないこと」です。
人のものを取ること、人を欺くことはやめてください。と伝えました。
だけれでも私は、実践できているのかな・・・
知らず知らずのうちに、きっと誰かを裏切っていると思います。
離れていった人もいるはずです。裏切られる悲しみも知っています。
最後、学生の皆さんには
「人とのご縁を大切に、今嫌いな人もあなたの力になってくれるかもしれないから、大切にしてよ」
と締めくくりました。
まさにアラフィフになる私、自分自身に投げかけた言葉でありました。
悩みは解決するのは自分だけれども
解決するには、誰かの力を借りている
アラフォー最後の今年、よくよく気づくことができました。
さて。2019年はアラフィフデビュー。掲げた夢とともにしくじりながらもレベルアップします。
お伝えできる夢の一つは「50歳でキャッシュでベントレー」です。
反省しているのか、しくじりめ。と思っている方々。
本当にありがとうございました。
次回の更新は、2019年1月20日(日)です。お楽しみに!
RICAさん
1973年生まれ。44歳。
大学時代から高級セレクトショップで働き、さまざまな人間模様を目にする。その後、国立大学秘書、人材派遣業を経て某電鉄系会社にて人事部人材育成を担当。現在、フリーで研修、時々販売員をしている。研修内容は、「マナーの前にまず躾」「気持ちで動く、働く」をモットーに伝えている。得意分野は医療、ファッション、社会問題、美容とさまざま。