こんにちは。永嶋泰子です。
個人的なことですが、
今月38歳になりました。
私にとって誕生日とは、
命をかけて生んでくれた母に感謝する1日。
それは、私が母親になってわかったことです。
妊娠・出産は病気ではない、といわれますね。
ですが、【健康である】とはべつ。
・やたら風邪をひきやすくなる。
・眠気がすごい。
・メンタルのアップダウンがはげしい。
ひとすじ縄ではいかないことだらけだからです。
…そして、
【生と死】がとなりあわせ。
妊娠したから無事に出産できる、わけではないのが現実。
いまの日本では、看取ることが少なくなりました。
死がとおく感じられます。
むすめを亡くして苦しんだのはそこでした。
向き合ったことのない死と向き合わなければならない。
まわりにわかりあえる人がいない。
実の母でさえ(還暦をすぎていますが)
子どもを亡くした経験はなかった。
だからこそ、【あきらめなかった】ことがあります。
私は、むすめが亡くなったことを
まわりの人に伝える、と決めたのです。
妊娠したら無事に生まれると思い込んでる人が多いので、
「赤ちゃんどうだった?」と聞かれます。
当たり前のように。
亡くなったということは言いづらい。
だからこそ、聞かれる前に、
自分から伝えるということにしたのでした。
自分から伝えることで変わったこと。
それは、
むすめの死をうけとめた、ということでした。
最初は、言うだけで心臓がバクバク。
涙がとまらない。
すごくつかれる。
ですが、何回もくりかえすうちに、
少しずつ冷静になっていったのです。
といっても、本当に少しずつです。
2年かけて。
自分から伝えるということは
いま思うと大きな一歩でした。
自分の思いを表現する、ということ。
決してためこまないということ。
あきらめない生き方は、ちいさな一歩の積み重ねが次につながるのです。
【永嶋泰子 プロフィール】
2児の母であり、人材成長講師。広島県在住。
【不可能→可能へ あきらめない私になる】がコンセプト。人事で1500人以上の研修にかかわる、プライベートでは2014年12月、生後29日で第1子どもを亡くす人生のどん底を経験。
2015年妊娠しにくいといわれながら奇跡的に第2子妊娠。5ヶ月の切迫早産で入院生活を送る。自分の思いを正直に伝える方法をみつけたことでまわりに“応援されながら”、出産。2018年、コーチングで自分を深く知るようになる。
現在は、子育てをしながらはたらく女性に向けてセミナー・イベント開催中。
活動場所は、福岡・広島・岡山・オンライン等。
全国・海外からの受講者も多数。