第7回「あきらめない生き方⑥~トラウマから前を向いたきっかけ」by 永嶋泰子 


待ち望んでいた第2子の妊娠。

ですが、第1子と同じ状況がおとずれトラウマに苛まれることになりました。

妊娠4か月で産科病棟に入院するも、不安で眠れない日々。

精神科医に相談し、睡眠薬を飲むこともありました。

そんな私が前を向けるようになったのは、

ひとつのきっかけがあったからでした。

 

助産師さんに、「いま、不安なんです」と本音を伝えることができたのです。

 

実は、私は本音を伝えることが苦手でした。

第1子の妊娠中も入院を余儀なくされましたが、本音を言えなかったのです。

それどころか、いい人に見られたい思いが強かった私は、ものすごい笑顔で接していました。本当は、つらくて怖くて不安でいっぱいだったのに。

 

「泰子さん、ものすごい笑顔でしたよね」

と助産師さんに言われたほどだったのです。

 

「いま、不安なんです」と伝えられるようになってから、私は変わりました。

ふっと心が軽くなったのです。

もちろん、軽くなってもすぐに不安なります。

でも、不安なったら吐き出せばいいだけのこと。

そう思うだけでラクになったのです。

 

さらに本音を話すようになって、まわりの方も変わっていきました。

たとえば、 “泰子さんはお腹が張りやすいから診察は最後にする”と気づかっていただけるようになったのです。

 

そしてもうひとつ。

私自身の心にかつてないほど大きな変化がありました。

「ありがとう」と心から思えるようになったのです。

「ありがとう」の思いが、前を向く大きな原動力となったのは間違いありません。

なぜならば、感謝するという気持ちで満たされると、不安が消えたからです。

不安が消えると、心から笑えることが増えました。

実際に、妊娠9ケ月をすぎるとお腹が張ることがあっても、

“私は大丈夫”と根拠なき自信を持てるようになりました。

 

「なんだか、37週(正期産)までいけそうなんですよ」

と主治医に笑って言うほどでした。

私の笑顔が増えると、主治医や助産師さんも笑顔で接してくれることが多くなりました。

そして、4月末、妊娠36週6日で出産を迎えます。

目標としていた37週にはおよびませんでしたが、母子ともに健康な状態で退院するという夢を果たすことができたのでした。

 

 

※切迫流産→流産がさしせまっている状況。妊娠21週までは切迫流産。

※切迫早産→早産が差し迫っている状況。妊娠22週以降に生まれた場合、NICU(新生児集中治療室)で治療を受けることができる。

 

 

 

【永嶋泰子 プロフィール】

2児の母であり、人材成長講師。広島県在住。

【不可能→可能へ あきらめない私になる】がコンセプト。人事で1500人以上の研修にかかわる、プライベートでは2014年12月、生後29日で第1子どもを亡くす人生のどん底を経験。

2015年妊娠しにくいといわれながら奇跡的に第2子妊娠。5ヶ月の切迫早産で入院生活を送る。自分の思いを正直に伝える方法をみつけたことでまわりに“応援されながら”、出産。2018年、コーチングで自分を深く知るようになる。

現在は、子育てをしながらはたらく女性に向けてセミナー・イベント開催中。

活動場所は、福岡・広島・岡山・オンライン等。

全国・海外からの受講者も多数。

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