生きていれば、不条理なことに出会います。
ですが、不条理なことをバネとして前を向く人がいます。
あなたは、その共通点をご存じでしょうか?
- 人間としての強さを自覚する
- 感謝を深める
- 他者との関係を深める
- 人生により多くの意味を見出す
- 新たな可能性を見出す
このパターンは、私自身が前を向くきっかけと全く同じでした。
私の場合、
- 感謝を深める
- 他者との関係を深める
が出発点でした。
まわりの方に応援されることで、過去にうちのめされるのでなく“いま”、そして“これからどうしたいのか?”を考えることができるようになったのです。
実は、そこが本当のスタート地点だと考えます。
なぜならば、“私は、どうしたいのか?”に向き合うできごとだからです。
かつての私のように、本当は不安でつらいのに無理に笑顔をつくっていい人になろうとする行為。
それは他人から見た自分、すなわち他人の価値観の中に生きている自分です。
ですが、“いま”、そして“これからどうしたいのか?”を考えることができるようになると、自分自身の価値観・あり方に誇りを持って生きることができるようになるのです。
さらに、つらい経験を乗り越えたことで変わったことがあります。
それは、困難にぶつかっても“かならず道はみつかる”と自分で自分を信じることができるようになったのです。
ある心理学者によると、人は逆境を乗り越えたときに脳に新しい神経回路ができるそうです。そのことによって、困難な状況に出会っても乗り越える方法を見つけ出すことができるのだとか。
困難な状況は、一見するとマイナスなことに思えるかもしれません。
ですが、視点をかえれば、チャンスの宝庫だとみることもできます。
ピンチはチャンス。
いま、つらいことがあっても自分を信じることを忘れないでください。
「あのときの経験のおかげ」と笑って言えるときがきます、絶対に。
9月から連載させていただいた「あきらめない生き方」は、今回が最終回となります。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
参考文献
シェリル・サンドバーグ/アダム・グラント著
櫻井祐子訳
『OPTIONB』(日本経済新聞社)
【永嶋泰子 プロフィール】
2児の母であり、人材成長講師。広島県在住。
【不可能→可能へ あきらめない私になる】がコンセプト。人事で1500人以上の研修にかかわる、プライベートでは2014年12月、生後29日で第1子どもを亡くす人生のどん底を経験。
2015年妊娠しにくいといわれながら奇跡的に第2子妊娠。5ヶ月の切迫早産で入院生活を送る。自分の思いを正直に伝える方法をみつけたことでまわりに“応援されながら”、出産。2018年、コーチングで自分を深く知るようになる。
現在は、子育てをしながらはたらく女性に向けてセミナー・イベント開催中。
活動場所は、福岡・広島・岡山・オンライン等。
全国・海外からの受講者も多数。