女の分かれ道研究所ブログ～これぞ「男の分かれ道」～

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女の分かれ道研究所ブログ～これぞ「男の分かれ道」～

2017/1/14
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シングルマザー, 男の分かれ道, 非婚女性, 女性の貧困, 戦力外通告, トライアウト, ドラフト, 中後選手, メジャースカウト, BCリーグ

以前、ご挨拶させていただいたカリスマ・マーケッターの方から、「女の分かれ道、いいね~　男の分かれ道も書いてよ」と言っていただいたことがありました。

女の人は（日本においては）「選ぶことができる人生」だけど、男性は、多くの場合、「選びたいけど、選べない人生」を歩むのかなぁとよく思う。独身、妻帯者を問わず、経済的に豊かな方をのぞいては、食べさせていくべき家族がいる以上、「自分探し」とか「好きなことを職業に」「趣味を仕事に」なんて言ってられないし。

まあ、今や非婚女性、シングルマザーも年々増加していて、女性の貧困率も高い日本においては、女性も人生の選択肢はどんどん少なくなってきているし、男性だけが家族を養わないといけないという価値観ももう古いとは思うけれど、いずれにしても「選べる」っていうことは、とても幸せなことだとつくづく思う。

話は変わって、ドキュメンタリー好きな私は、昨年末に「戦力外通告」というテレビ番組を観ました。華々しくプロ野球界入りした選手たちも、怪我や故障、または年齢による衰えなどで、アスリートとしてのキャリア年数に関係なく、容赦なくクビを言い渡される。求められないと仕事ができないプロアスリートの世界。彼らに残された選択肢、”トライアウト”を受ける様子をカメラで追うのが「戦力外通告」という番組です。

＊スポーツ競技の団体に加入を希望する選手が、団体関係者の前で自己の能力をアピールし、契約を目指す場のことをいう。スカウトとの違いは、チームが相手に“来て欲しい”と礼を尽くして頼むのに対し、こちらは希望者がチームに志願する点。（出典：Wikipedia）

2015年に放送された番組の再放送と2016年末に放送された番組を２本観たのだけれど、球団から戦力外通告を受けた人の中には、ドラフト上位で指名され鳴り物入りでプロ選手になった人、20代前半の息子と同い年の選手、年俸が数千万あってつい最近まで活躍していたんだろうなという人、サラリーマンの平均年収よりも低い額で野球を続けてきた人もいました。

小さなお子さんがいる人や奥さんがもうすぐ出産、中には結婚を控えた人とかプライベートで置かれている状況はさまざま。これからどうやって生活していこうかという不安と戦いながらも健気に支える妻、お父さんは絶対的なヒーローだと信じて疑わない無邪気な子供たちの姿など涙なしでは見られません。ずっとティッシュで涙を拭いながら見たとはいえ、新年明けて早々に多忙を極め、仕事がある（求めていただける）ありがたさも忘れて、「もっとのんびりしたい～」なんて愚痴る私の目に、ハッとするようなニュースが飛び込んできました。