アーティフィシャルフラワー第一人者  花装飾作家 FLORA ROOM主宰 中山亜希子さん


FLORA ROOMについて 教えてください

AKKOさん 2

30歳を境にだんだん地面に近づいていっているようなイメージ。年齢を重ねていけば自然にどんどん退化していく。それを食い止めるにはどこかで「努力を重ねる」「新しいことに挑戦する」ことだと思うんです。

-生徒さんは、どのような方が多いのですか? 

30代から60代の方が中心です。子育てを終えた方や、夫に万が一のことがあった時に自分の生活を支えるためにも手に職があったほうがいいと言う方も(笑)。あるいは、細々でいいから一生の仕事にしていきたいと言う方が多いですね。 

 

何歳になっても学ぼうと言う気持ちがあれば、吸収のスピードの違いはあれど、人はどこまでも伸びると思っています。ただ一度習ったことをそのままにしていると、すぐに忘れてしまう。真剣に上達したいと思っている方は、自主的に練習をされています。中には、ご自分の作品を撮った写真を何度も私に送り、チェックをお願いしたいという方もいらっしゃいますよ。やはり努力に勝るものはないと思います。 

 

-趣味の範囲ではなくお仕事のレベルにもっていこうとするには、意思の強さも求められているような気がします。 

レッスンでは、「この仕事で食べて行こうと思ったら相当高いプロ意識が必要です」と繰り返し言っています。当たり前のことですが、お金をいただくということは、その時点で既にプロフェッショナルとしての仕事をお客様へ提供しなくてはいけません。最後まで責任を持って丁寧に対応していけるような心配りも必要だと思います。

 

-アーティフィシャルフラワーの魅力は、どういうところにあるのでしょう?  

「生花は自然界の中で咲くお花、アーティフィシャルフラワーは人々の生活空間の中で咲くアートなお花」といつもお話していますが、生花は咲いた時をピークに後は枯れていくだけですが、アーティフィシャルフラワーは一生美しい姿のままで保つことができる点です。

また仕事としては、在庫を抱える大変さはありますが、大掛かりな作品でなくても、人から頼まれたときにちょっと作って差し上げることができるのも魅力の一つだと思います。

ただアーティフィシャルフラワーは誰でも気軽にできる分、アーティフィシャルフラワーの歴史や海外ではどのように使われているのかなどについて学べるところがないのが現状です。

 

-なるほど。そういった歴史や海外でのアーティフィシャルフラワー事情について学べるのがFLORA ROOMなのですね。今後の展開について教えてください。

今後は、更に企業とのお仕事が増えていく予定です。また昨年末には、念願叶ってスクールの社会貢献の一環として、チャリティレッスンの開催も果たしました。今後も不定期ではありますが、微力ながらこれまでお世話になった社会に対して貢献できるようなチャリティ活動も行っていきたいと思っています。

 

難関と言われる試験では、実技に加えてラテン語で約300種類の花の名前・特徴などを覚える必要があり、フランス人でも不合格者が続出するほどだったそう。

-今年は、初の個展が開かれていますね。昨年、ヨーロッパの資格を取得したことが個展開催のきっかけになったとか。

2014年秋、フランス・イタリア・ベルギー三ヵ国統合の花の国家資格DAFAを取得しました。アメリカの花の資格AIFDとともに2つ取得したのは、日本人では初ということで、高く評価していただき、初の個展開催に至りました。*詳細は、4ページに記載

 

依頼を受け、出来上がった作品を納品する際、「お嫁に出す」と表現する亜希子さん。「お客様からのご要望に応えつつ、作り手としての思いを込めながら、花材にこだわり、デザインに時間をかけ、ひとつひとつの作品が出来上がるまでに注ぎ込む自分の思いが完成した時、毎回一瞬ですが、やっぱり手放したくないという気持ちになるんです」とお話してくださいました。

 

実は、私(ライター・川崎)も過去2度ほど大切な方への贈り物として、亜希子さんに「花絵」をご依頼したことがあります。できあがったものを拝見した時、亜希子さんの作品から“美しい”だけではない、“語りかけてくる何か”を感じていました。それが亜希子さんの作品への思いと、強く高い“プロ意識”だったんだということにこのインタビュー中に気付きました。亜希子さん、ありがとうございました。

撮影/山辺恵美子 ヘアメイク/大山美智 取材/川崎あゆみ

 

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