2021年11月28日
年齢を重ねた女性の在り方を日々考えている
女の分かれ道ライター川崎です。
2019年最初のブログに書いたコチラの「抜き書き」。
17年前に初めて目にして以来ずっと心に残っているもの。
あらためてご紹介します。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
キレイになりさえすれば、失くしたものを取り戻せると思った。
でも夫は言う。
「今さら、お前に女を求めていない」と。
そんなことを言われる前に 自分でも「もう女じゃないかも」と思っていたけど。
さらに夫は、
「主婦は、家を守るのが仕事だろ。見せ物じゃないんだから、飾る必要はないだろう」 と続ける。
かつて若さや美しさを存分に持ち、自信に溢れていた一人の女性が結婚をして妻となった。
「女として」とかじゃなく、ひとりの人間として どう自立できるかということを大切にするべきだった。
「若い」「きれい」などという“ものさし”に振り回されずに
自分の価値を見出すことができるくらい強くなるべきだった。
それができなかった私の心の隙間に 「あなたに自信を」 「前向きの明日を」 と、
私を別の世界に連れていってくれそうな何かの誘い文句が入り込んでくる。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
これは私のことではありません(笑)、念のため。
17年前から「女性の生き方」「女性のライフコース」「女性と仕事」というキーワードにひっかかる雑誌や新聞の記事をノートに書き溜めたり、スクラップをしていますがこの抜き書きの出典は、記録し忘れたみたいで不明。
＊上記の文章の出典がお分かりになる方がいらっしゃいましたら、是非お知らせください。
おそらく原文のままでもないと思います。
心にひっかかるポイントは、読む人によって異なるかもしれませんが、女性の葛藤は、15年前も今もそんなに変わっていないことに今さらながら驚きます。
というようなことを以前のブログに書きました。
今日はさらに以下のことを付け加えたいと思います。
豊かに育ち、知性や行動力を身に付けた女性なら年齢を重ねてなお、「私なら何かできるはず」だと思うのは当然のこと。
自分の価値は、必ずもう一度見いだせる。
ただし。
何がしたいのか、何ができるのかを考えないまま、単に「もう一度」に踏み込んでもまたどこかに迷い込むことになってしまうから
何かしたい。
でもその「何か」がわからなくて、とにかく「何でもいいから、早くしなくちゃ」という焦燥感でいっぱいになってしまうから。
「何をしたいのか」を自分とじっくり向き合うこと。
さて、どうやって？
「とりあえず今日は、ワインでも飲んで明日考えよう」とかってしているうちに、あっという間に数年が経ってしまってさらに焦るなんてことのないように。
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