「100歳まで、健康で楽しく、おしゃれ心を持って生きる」アンチエイジングサロンbliss経営者　オヌキマキさん　前編

interview

2021/3/10
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コーチング, トラウマ, 写真館, 本田健, セルラム, オヌキマキ, 田園調布, mcシスター, アメリカ留学, UCサンタバーバラ, TESOL, 夫婦喧嘩, コーチ・エイ, CTP, パスポート忘れ

■渡米当日のパスポート置き忘れ事件

―ご結婚以来、これまでご夫婦で手に手を取って支え合ってきたお2人に大事件が起きたとか。

マキさん：そう、まさしく大事件です（笑）。実は結婚するときに主人と約束したことが、「毎年2回はアメリカに行く」ということだったんですね。とはいえ、義父は昔かたぎの経営者。長期で休みを取って海外旅行に行くなんてことを理解してくれるわけもありません。なんとか正攻法で行くためにと考えたのが、仕事にかこつけること（笑）。ラスベガスで開催される写真館のコンベンションに参加するということで理解を得て、2人で毎年渡米していました。でもある時、とんでもないハプニングが起きたんです。

―一体何が！？　うかがうのがちょっと怖いです（笑）。

マキさん：数年前のその日、成田に行くために旅行の準備をしていたんですが、パッキングの途中で誰かから私の携帯に電話がかかってきたんです。そのときにパスポートを入れたバッグを何気なくその辺に置いたまま、スーツケースを閉めてしまったみたいで。

それに気づかないまま慌ただしく2人で家を出て、成田についたら当然パスポートがない。空港から家に電話をしてスタッフに確認してもらったら「（バッグは）ここにあります」と。もう膝から崩れ落ちました。空港から自宅までの帰り道、「言葉で殺される」ってこういうことなのかっていうくらい主人に罵倒されました。私は泣きながら謝っているのに、すごい言葉で責めるんです。何度謝っても許してもらえなくて、もう普通の精神状態に浮上できないというくらい落ち込みました。

―まさかの出来事ですね！　ご主人もアメリカ行きを楽しみにしていらしたでしょうから、怒る気持ちもわかるけれど、マキさんが罵倒されている姿を想像すると、とってもお気の毒です💦

マキさん：落ち込んだまま3日くらい経ったときに、「はっ！」と思い出したことがあったんです。実は前から私たちは、本田健さんのセミナーに参加したいと思っていたんですが、今回のアメリカ行きと日時が重なってしまったので、参加をあきらめていたんですね。日本にいるなら参加できると思って、セミナーの事務局に電話をしたら、ちょうどキャンセルが出たとのこと。まさに不幸中の幸いで2人で参加できることになったんです。

―なるほど！　行けなかったからこそセミナーに参加できたんですね。セミナーで学んだことによって、スタジオのスタッフや義理の両親との関係性に変化はありましたか？　あ、その後のご主人との関係も気になります！

マキさん：健さんのセミナーで何度かコミュニケーションについて学ぶうちにスタッフの気持ちや考えが理解できるようになりました。それまでは、何かあっても「どうしてこんなことになっちゃったんだろう」って原因がわからず迷路に入り込んでいたのが、「こんな状況になっているのは、ここに問題があるからだ」ってわかるようになったんです。もちろんすぐに全ての問題が解決できたわけではないけれど、問題が起きている理由がわかるようになっただけでも気持ちに余裕が出てきました。

また、こちらの接し方を変えれば、向こうが変わるということが理解できたのも大きかったですね。相手との関係性を自分が変えることができる。これによって人間関係が円滑になり、スタジオの雰囲気もずいぶん変わりました。

主人との関係も本田健さんのセミナーに何度か一緒に参加したりしているうちに、なんとか元に戻りました（笑）。

―パスポートを忘れた大事件は、そのときは目の前が真っ暗になるような出来事だったとは思うのですが、お話をうかがっているとその事件以降、状況が良い方向に向かっていったように感じます。

マキさん：そうなんです。もし、あのときパスポートを忘れていなかったら、本田健さんのセミナーには参加できていないので、こんな展開にはなっていないはず。人生ってホントに不思議なものだなって思います。ただ、パスポート忘れ事件は、私のトラウマになってしまって、3年間は事件のことは人に話すことはできませんでした。